平成28年度第4回のアソシア志友館「おもしろ学校」が9月21日(水)19時 00分~20時30分に「ウインクあいち」を会場に開催されました。
第4回の講師は犬山市立東小学校の中野金弘先生。テーマは「ようこそドラマスクールへ~今日からあなたも俳優~」でした。
20160921omoshirohoukoku01 劇場は箱、教室も箱、教育と演劇の共通点があると私は考えてきました。という中野先生の自己紹介がありました。
その後席替え。1~5の中の一つの数字を心の中で決め、その回数だけ握手をし、同じ回数の人とペアを作るという方法でした。これですっかり会場は打ち解けた雰囲気に。
次は「いなかのかねひろい」。名前の前後に「い」をつけると面白い名前になるよと子どもに言われた話。
団結コール。「イエイ」と脇を締める。
もう、すっかり中野ワールドに引き込まれていきました。
そのまま、実技に突入。
隣の人と自己紹介をしました。
まずは、左手の親指と人差し指で輪を作り、右手の人差し指を相手の輪の中に差し込むゲーム。トン、トン、トン、キャッチ。トンで指を差し込み、キャッチと言われたら、自分の指は抜き、相手の指をつかみます。
続いて、手たたきゲーム。中野先生の合図に合わせて手を交互に重ね、「はい」の合図で、一番下の手を上に重ねていきます。「ドン」の合図で自分の手を抜き、相手の手をたたくというゲームです。これで初対面の人ともしっかり友達になれました。
20160921omoshirohoukoku02 表情筋のトレーニング(心からの笑いはハ行で)ということで、赤ちゃんに対するお母さんになったつもりで「いないいないばあ」をして笑い合いました。
20160921omoshirohoukoku03 発音練習として、無声音と有声音の違いを実感しました。
大きな声の出し方。大きな声を出しなさいと言っても大きな声はなかなかでない。でも、耳に指を当てて、骨が下がるように声を出してごらん。と言うと大きな口を開けることができる。そうすると大きな声が出る。こうした技術も必要だという話。
次に、どういう男の子を伝えたいのか、どんな女性を相手に伝えたいのかを意識して、セリフを言い合いました。
20160921omoshirohoukoku04 言葉を伝える(背中でキャッチ)。3人の女性に前に出てきてもらい、前を向いて並んでもらいます。その人の5mぐらい後方から、一人を選んでその人に声をかける。音量・方向性を考え、思いや願いを持って声をかければ、その人に伝わる。という実験をしました。
20160921omoshirohoukoku05 台本を読みました。よりリアルにするために、口におまんじゅうをふくんでいるようなつもりで言うといいことなどの指導がありました。代表の人が前へ出て、発表をしました。
20160921omoshirohoukoku06 おわりに、相撲部屋とのプールサイドでの交流の話。その時、撮った写真が入賞して本になったことの紹介がありました。
最後は、歌舞伎の見栄を切って終わりとなりました。
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参加者の皆さんの感想の一部を紹介します。
◎演じること…創るものではなく、どう自分を表現するか?ということであると感じました。言葉を使う動物は人間だけです。言葉という道具に心を乗せて発することにより、相手に思いを伝える…「ことだま」だと思います。自分の殻を破り、時には女優になり、自分らしく自分を表現して行けたらと思います。言葉の大切さ、自己表現の大切さ、思いを伝えるということを学ばさせていただきました。楽しくあっという間の授業でした。ありがとうございました。
◎声の出し方とてもわかりやすかったです。家に帰ったら病気で声が出にくくなった父に教えてあげ、一緒に声を出してみようと思ってます。
◎演劇は大好きです。ただ見る方だけなので、まさか自分がやるとは思いませんでした。なかなか勇気がいるものですね。自分が踏み出す第一歩。そしてきっかけですね。思い切ってやってみると周りだけでなく自分も変わることですね。いろいろなことに結びつけてみました。
◎楽しかったです! 演じるということで、ドキドキとちょっと緊張しながら参加しましたが、すぐにのめり込んで楽しく受けさせていただけました。「誰に向かって、どんな気持ちで話すか?」普段できているか省みました。これからはもっと意識して伝えたいと思います。(自分の気持ちを表現するのは、緊張することもありますが。)実技すっごく良かったです。
◎意識を変える。表現力を鍛える。自己改革の方法を教えられたような~。
◎とてもとても楽しかったです。大きい口も具体的に伝えられること、毎日意識したいと思いました。ありがとう イエーイ♪
◎言葉の発音の難しさを知ることができました。話をするときははっきり母音で終わる訓練を朝のあいさつで練習したいと思います。