10月19日(金)に第5回のおもしろ学校を行いました。 講師は犬山中学校の岩田泰幸先生です。 数学でテーマは「ハテナでひろがる「数楽のチカラ」」でした。

おもしろ学校2018年10月の様子1

 

はじめにアイスブレークで数字を使った名字をなんと読むかを考えました。
下の写真の名字、いくつ読めますか?
おもしろ学校2018年10月の様子2
 

0章『今の算数(数学)教育』 昔の算数の教科書と今の算数の教科書を比べました。
おもしろ学校2018年10月の様子3 昔は「習うより慣れろ」、今は「仕組みを考える」算数になっています。

 

1章『なぜ?どうして?の数学』 1「数・数字」のハテナからひろがる「数楽のチカラ」
下の写真の問題の答えがわかりますか?
おもしろ学校2018年10月の様子4 うそつきはけんじくんです。

 

次に、数学の歴史の紹介がありました。
0の出現が数学を大きく発展させました。
おもしろ学校2018年10月の様子5
 

カレンダー(時計)からひろがる「数楽のチカラ」
おもしろ学校2018年10月の様子6 誕生日の多い順序です。
どうして4月1日はこんなに少ないのでしょうか?
4月1日は早生まれの最後になります。
学年の一番最後になるということで避けられることが多いようです。

 

なぜ、1年は「365日」か? なぜ、1年は「12か月」か?
おもしろ学校2018年10月の様子7
 

2章『今求められているトレンド数学』
○データ・表・グラフを正しく読み取るチカラ
おもしろ学校2018年10月の様子8 この2つのデータを見比べておかしさを感じますか?
座標がまるで違います。日本は0.1刻みなのに対して、米国は0.5刻みです。
このように自分の考えの正しさを伝えるときにデータを細工してしまうことがあります。
正しくデータを読み取るチカラが必要です。
 

感想を紹介します。
一番印象に残ったのは、グラフやデータの読み取りです。数学は難しいと示されると思考せず鵜呑みにするという図式になりがちで自分もそうでした。情報過多で様々な数字、情報をその真偽を確かめることなく受け入れてしまい、それがその人の価値観を作ってしまいます。恐ろしいことだと感じました。情報は大切ですが、操作された数値、情報に流されず、裏を見ようとすることが大切だと思います。忙しいと流されず、心にゆとりを持ち、一つ一つ丁寧に考える習慣を身につけたいと考えました。
 
先生はインディージョーンズのような方です!古代の数学をすいすい解いてしまうなんて。私が幼いときにこのぐらい丁寧に教えてもらっていたら、そして先生のように先入観を植え付けることなく教わっていたならば……。“0”の真実には驚きました。“0”の価値を実感しました。高2の娘に受けさせたい授業でした。
 
文系の自分は「数学」と聞くと条件反射的に拒否反応がでるのですが、それは数学が自分の生活と縁遠く感じてたからだと思います。今日の授業では大和比や黄金比、誕生日、悪魔の数字など、数学に隠されたストーリーを聞くことで、何か数学と自分の距離が近くなった気になりました。グラフを読むリテラシー能力は本当にこれから大事になってくると思います。自分も数に踊らされないよう注意深くなりたいなと思いました。
 
私、数学が大嫌いで特に数学、算数が不得意で未だに計算が遅くて、今日来るのがドキドキでした。話を聴いてみたら楽しい話ばかりで小学生の問題レベルならついていける!と思いました。筆算にはすごくビックリしました!私にもできるーと思いました。計算はすごくゆっくりにしかできなくて、計算しながら答えを出すのに周りの方が早くて、ついていくのが大変でしたが、内容は濃くて貴重な時間でした。