いい映画は、「忙中閑あり」何としても時間を作り観ておきたいものだ。
しかも映画館で観たいものだ。(DVDをテレビの画面で観るのでなく)
先日、「カンヌ国際映画祭」で是枝裕和監督の「そして父になる」が審査員賞に輝いた。
「多くの国の人たちが“この映画の中に私の人生があった”と、感想を聞かせてくれた」
そのように、是枝監督が受賞後の記者会見で語った言葉が印象に残る。

親子、家族の葛藤を描いた身近なテーマが、国境を越えて多くの人たちの心を捉えた証拠である。
凄いことだと思う。時には、傷つき、悩み、苦しみ、悲しみ、そして病気になったり、絶望にさまようこともある。崩壊してしまうこともある。逆に創り上げることもある。でも、立ち直り、お互いをいたわり、成長する。また愛し合うようにもなる。それが家族であり、素直な人間と人間の姿である。

志友会では、そんな小さい「絆」を大切にしていきたいと思っている。
そのために様々な課題の提起をしていきたいと思っている。
幸いに、名古屋駅前のビルに「ミッドランドスクエアシネマ」という素敵な映画館がある。
是非とも足を運んで欲しい。(10月5日から上映)
映画を観た感想をみんなで「侃々諤々」(かんかんがくがく)語り合いたいものです。
今の時代を生きる普通の人たちが求めている「絆」・「家族」・「幸せ」について          

志友会代表 柴田 秋雄