2013年6月23日、沖縄平和祈念公園での「沖縄全戦没者追悼式」で、小学1年生の「安里有生君」(あさとゆうきくん)が朗読した詩であります。
太平洋戦争末期の沖縄戦が終結したとされる23日の「沖縄慰霊の日」に合わせ、「へいわってすてきだね」が、今年の6月絵本になった。
6月23日の新聞の一面をかざり、注目されている。本の編集者や、絵本の作家たちが心を動かされ、「大人も何とかしなくちゃ」と真正面から、向き合ったという。
早速、手に入れた。


( 抜粋)
“へいわってなにかな。
ぼくは考えたよ。
おともだちとなかよし。
かぞくが、げんき。  
えがおであそぶ。
ねこがわらう。
おなかがいっぱい。
やぎがのんびりあるいてる。  
けんかしてもすぐなかなおり。
ちょうめいそうがたくさんはえ、よなぐにうまがヒヒーンとなく。
みなとには、フェリーがとまっていて、うみには、かめやかじきがおよいでる。
やさしいこころがにじになる。
へいわっていいね。 
へいわってうれしいね。
みんなのこころから、へいわがうまれるんだね。
せんそうは、おそろしい。
「ドドーン、ドカーン。」
ばくだんがおちてくるこわいおと。
おなかがすいて、くるしむこども。
かぞくがしんでしまってなくひとたち。  
ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。
このへいわが、ずっとつづいてほしい。
みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。”


あさとくんの問題提起を、みんなで、一度、ゆっくり考えてみよう!
アソシア志友館 理事長 柴田 秋雄