「第59回全国高校軟式野球選手権大会」
中京(東海・岐阜)対 崇徳(西中国・広島)の準決勝

「絆」の先月号(2014・9月号)で、「第96回全国高校野球選手権大会」を書きましたが、今月号でも高校野球の選手権大会の記事を紹介したい。
こんな大会が起こり得るものと驚いている。何としても、記録に留めておきたい!と思ったからである。忘れてしまうのには、惜しい大会である。

その大会の準決勝での出来事である。
平成26年8月31日に兵庫県明石市の明石トーカロ球場で「ドラマ」は起きた。何と、「4日間」で「通算10時間18分」、「50回」という死闘が繰り広げられた。優勝した中京のエース「松井大河投手」は、準決勝「崇徳」戦で50回を709球で完投した。当然のことであるが、全日本軟式野球連盟によると、延長50回は軟式野球の公式戦では新記録だという。

どんなに凄いのか、スコアボードに書いてみよう!
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(※画像をクリックすると大きく表示されます。)

準決勝松井投手は、右拳を突き上げ語った。「日本一を勝ち取ったうれしさで、疲れはなくなった」踏ん張り切った背番号1番は、目に涙をためながら最高の笑みを浮かべた。松井投手はもちろんであるが、中京の全ナインのチームワークの素晴らしさに、ありったけの拍手を送りたい。この夏の高校野球から「素敵な贈り物」をいただいた。
心からお礼を言いたい「ありがとう!」

アソシア志友館 理事長 柴田 秋雄

(2014.10.1発行 アソシア志友館しんぶん「絆」第31号より )