手元にある「スーパー大辞林」によると、
①地表の岩石が、気温・氷雪・空気・水などの物理的・化学的作用によって、次第に破壊されていくこと。また、その過程。
②ある出来事の生々しい記憶や印象が年月を経るに従い次第に薄れていくこと。
今日のテーマは当然②である。この頃の世相を見ていると、「風化」が始まったというのだろうか。
そのように思える風潮である。私たちは、二度目の春(3月11日)を迎えた。今でも当時の映像がテレビで放映されるたび涙する。
人間として「忘れてはいけない」ことが世の中にはある。

その一つが「東日本大震災」であると思う。被災地は二年前から時計が止まったままである。
家族を失い、たった一人で健気に頑張っている人がたくさんお見えになる。何て声を掛けたらいいのだろうか。
もう「風化」しましたと言えるのだろうか。
「原子力時代の終焉」ということは、ひとつの時代が終わり、新しい時代への一歩を踏み出したことにならないだろうか。
「志友会」としても、風化しないために、今年の秋には被災地を訪れようと計画している。
大きなことは出来ない私たちであるが、小さなことから一歩一歩始めようとしている。
あの時から時計が止まったままの現地をこの目に、しっかりと、焼き付けて来ようと思っている。

志友会代表 柴田 秋雄