とにかく一生懸命なのだろう。キリキリした顔つきで働いている。余裕のなさが顔に出ている。そういう人がホテルのレストランにいるとお客様は水が呑みたいと思っても、声をかけづらくなる。お客様に我慢させてしまうのだ。これではどうしようもない。「私はこれで精
一杯です、他のことはもう何も出来ません!」これではどんなに頑張っていても、残念ながらそれ以上に伸びることはない。
「あら、そんなふうにみえましたか。そうでもないんです。」そんなふうにさらっと言える人はいい仕事が出来る!また仕事の出来るスタッフは、いい顔をしている。そして仕事にほとんどミスがない。仕事をしている姿がいい、見事である 。一生懸命は顔に出さない。僕のホテルには何人もいた。みんな一流の大学を卒業しているかと思えばそうでもない。でもみんないい顔している。相当入社試験も難しいかと思えばそうでもないらしい(笑)共通することは、みんながこのホテルが好きであること。どうやら学歴は関係ない。好きだからこそ本物の笑顔だ、嬉しかった。
毎日会う共に頑張ってくれているスタッフにありがとうと、言いたくて、暮れには感謝の夕べを開催した。ホテルに大切なスタッフの家族が来る日である。800名を超える人が集まる。お客様にもスタッフにも笑顔がいっぱいの日になる。
1999年の激励会から10年続けた。またホテルの創立記念日である11月28日はホテル記念日とした。この日には年間MVP賞を発表した!”共に働く”みんなにとって楽しみな笑顔溢れる日であった。
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アソシア志友館 理事長 柴田 秋雄 (2018.3.1発行 アソシア志友館しんぶん「絆」第72号より )