新年明けましておめでとうございます。
今年は午年の中でも、60年に一度の「甲午(きのえうま)」という年になると言われています。
明るい未来の幕開けの年になってほしいと願っています。
東日本大震災の発生からもうすぐ3年の月日が流れます。被災地では今なお再建の途上にあります。
昨年は伊豆大島で大きな災害が発生しました。
今年は平穏な年を願わずにはいられません。「甲(きのえ)」という文字は、植物であれば「種」、動物であれば「卵」の状態で、固い殻で身を守っている様子を表しています。
飛躍、成長のための力を蓄える意味を持っているといわれています。
「午」に関することわざで好きな言葉があります。
「人間万事塞翁が馬」です。


 人生における幸不幸は予測し難いということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり、悲しんだりするべきでない。というたとえであります。
私の心友日本画家の「南正文」氏が、よく使う言葉に「禍福一如」という言葉があります。
正に同じ意味合いです。「苦しみを幸せだと置き換えて考えることができれば、苦しみが踏み台となって幸せに変わります。
気持ちの持ち方で、不幸を幸せに思えば幸せにつながっていくのです。」

 今年は、この二つの言葉を大切にしながら、果敢に挑戦して行きたいと思っています。

【蛇足】実は私事ですが、今年は何と6回目の「午年」を迎えることになりました。
自分の「干支」ですので、何となく愛着があります。

アソシア志友館 理事長 柴田 秋雄