この言葉を知っている人も、少なくなっているに違いない。
この「鳩」を知っている人も、少なくなっているに違いない。
「伝書鳩」を辞書で引いてみた。このように書いてある。
「遠隔地の通信に利用しうるよう訓練された鳩。鳩の帰巣本能を利用したもの。」とかかれている。
情報伝達技術が進んだ今では、「鳩」を使う方法はほとんど使われていない。


「鳩」の持つ優れた帰巣本能は、遠くで飛ばした「鳩」が戻って来る時間を競う「レース」が行われている。
ハトレースの愛好家約13,000人の登録があり「日本鳩レース協会」というのがある。
きっと、遠く離れた所から、無事に帰ってきた時の感動はたまらないものだと思う。
「人間」と「鳩」の絆は、想像以上だろう!ハトは古くから「平和」の象徴とされてきた。
これからも、「平和」が長く続くようにと飛び続けてほしいものだ!


きっと、愛好者たちにとって、「鳩」は最高の「癒し」の存在に思える。
愛好者は言う、「絶対に戻ってくる保証はない。でも信じている。
必ず戻ってくることを。
帰って来たときの喜びは計り知れない」近頃、なんとなく「絆」が議論されているように感ずる。
愛好者たちの言葉が、妙に心に突き刺さる。
「志友館」の活動に、今以上に情熱を燃やそうと決意したい!

アソシア志友館 理事長 柴田 秋雄

(2015.6.1発行 アソシア志友館しんぶん「絆」第39号より )