【活動報告】平成28年度 第3回おもしろ学校にて

平成２８年度第３回のアソシア志友館「おもしろ学校」が７月２０日（水）１９時 ００分～２０時３０分に「ウインクあいち」を会場に開催されました。



第３回の講師は名進研小学校の岩下修先生。テーマは「誰でも書ける作文の書き方大公開」でした。

「作文の指導を受けた覚えがありますか？」
という問いかけにほとんど手が上がりませんでした。
２人の方が答えられました。小学校の２，３年生の時のお話でした。
それを受けて、岩下先生は「８歳までに書けるようになると一生残ります。」と言われました。
作文をすることの意味を次のように述べられました。
書くことで思考のエンジンが起動し思考が生まれる
一文書くことで次の一文が見えてくる
書くことで事後的に自分の思考が見えてくる
思考と思想を生み出す最高のツール
今日はこんな体験をしてもらいます。

説明的作文
おすすめのテーマ　その１　「私のすきな○○」
例文として４年生の新幹線の作文を提示されました。


２つめの例文として３年生のジェットコースターの作文を提示されました。


「私はどんなアドバイスをしたでしょうか。３つ考えてください。」
説明的作文の書き方の３原則
①４段落構成 はじめ－なか①－なか②－まとめ
②まとめは、なかの共通項
③タイトルは最後に書く
この３つの指導をするとたいていのものが書けるようになります。
そして、こんなヒントカードを示されました。

おすすめのテーマ　その２　「私の宝物」
例文として４年生のこの作文を提示されました。


そして、こんなヒントカードを示されました。


このあと、物語風作文「いろんな友だち」と「山下さんは強敵だ」を紹介されました。

いよいよ実技の時間です。
３０分で作文を書きます。


みなさん、頭をひねりながら作文を始められました。


書けた人から先生の元へ行って指導と評価をしてもらいました。


最後に一番早くできた人が、書いた作文を発表しました。
「私の好きな料理２つ」というテーマでした。


参加されたみなさんの感想の一部を紹介します。
・授業が始まった１９時の心理状態と終わった２０時３０分の心理状態がこうも違うものかとびっくりしています。よいことは伝承していきたいものです。
・作文はとても苦手だったのです。はじめて作文の書き方を習いました。本当は書けるようになるか心配でしたが、下手ながら何とか書けるようになったつもりです。今更ながら苦手なことが多いのに気づかされます。復習して書いていってみようと思います。
・あっ!!というまに作文が書けて驚きました!!　いつもなら１日かかってしまうのに本当にすぐに書けたなあと思いました。作文が苦手な人も多いと思うのでコツを紹介してあげようと思いました!!
・岩下先生のわくわく感が伝わってきて、作文マジックにかかったような１時間半でした。小学生の作文紹介は、低学年の子でもこんなすごい作文が書けるのか!と驚き、ぜひ自分の子にもこの型を教えたいと思います。