7月21日(金)に第3回のおもしろ学校を行いました。
講師は犬山市立城東小学校の古市博之先生です。
理科でテーマは「温泉」でした。
大量の実験観察のための材料を準備しての授業でした。
第1章 何が溶けているの?(泉質の話)
数種類の温泉の水をリトマス紙、BTB溶液、ムラサキキャベツ液を使って性質を調べました。
硫酸銅水溶液に亜鉛を入れるとどうなるかの観察をしました。きれいな銅が現れました。
第2章 お湯はどうやってできるの?
ブラタモリの別府温泉の回をネタにマグマの話から岩石の成り立ちの話がありました。
実際に岩石標本を見ながら、火成岩なのか堆積岩なのかを考えました。第3章 温泉は地獄?天国?
地熱発電所の話から、阿蘇や桜島などの実際の火山灰をさわって、どこの火山灰なのかを考えました。実際にさわってみると同じ火山灰でも違いがあることを実感しました。
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感想を紹介します。
・いろんな種類の石をまじまじと見たことがなく、石にもたくさんの表情があるんだなあと改めて思いました。「科学者としての仕事、やるべきことは?」という問いにいろいろ考えさせられるものがありました。「判断するのは政治家であり、正確な情報をきっちり提供するのが科学者」という視点は、これからニュースを見るときにも参考になりそうです。
・直に触れて、感じる熱量のこもった授業をありがとうございました。情報量がいっぱいでした。そして、疑問が残りました。整頓して考えたいので1/3でもおもしろすぎる内容です。なぞのまま終わるのっていいなと思いました。「?」が心の中に残って、大人になったときにその子が科学者になっているかもしれないし、人生のほとんどのことは答えがなく自身の選択だからです。理科が大好きな先生の元で子供たちは学べてお互いに幸せですね。
・本物に触れるというのは、こうも楽しいのかと改めて実感できた授業でした。変化する瞬間を見ること、さわって感じること、目の前の実物を見ながらイメージすること等ができて、本当によかったです。ネットはネットの良さもありますが、それに依存しないよう気をつけていきたいと思います。