5月11日(金)に本年度の最初のおもしろ学校を開催しました。
講師は名進研小学校の岩下修先生です。
2018-1-001 国語で短歌を取り上げました。
「知識0からの短歌学習」というテーマで行いました。
短歌が8首印刷されたプリントが配られ、その短歌を音読しました。
ためを作って音読をするという岩下理論に則った音読をしました。
2018-1-0022018-1-3-2 音読の後、1つめの課題が出ました。
「8首の中で1つだけ他の歌とこういうところが違うというところをできるだけたくさん見つけてください。仲間はずれ探しです。」
各自で仲間はずれを探しました。
次に、それを同じ机に座った人たちと共有しました。同じ歌なのにとらえ方が違うことで、解釈の幅がぐっと広がるのを感じました。
そして、1グループで1つずつ発表していきました。
「あっ、そうなんだ」という声が思わず上がるような発表もありました。
2018-1-4-2 2つめの課題は、「1番古いものを1つ、1番新しいものを1つ選んでください。」
使われていることばや、内容から古そうなもの、新しそうなものを決めました。」
結果は3番の歌が一番古く、1670年前、8番の歌が一番新しく1年前でした。
両方あたった人に、岩下先生の本がプレゼントされました。
2018-1-5-2
感想を紹介します。
知識0からの鑑賞ということで、どんな授業なのかわくわくして参加しました。その通りで中途半端な知識が帰って邪魔になりました。教室で行えば、必ず逆転現象が生まれるだろうと思いました。また、前半の仲間はずれ探しは、単純な問いであるにもかかわらず、見事に1つ1つの歌のイメージがいろんな人の発言から浮かび上がってきました。歌全体の意味はともかく、1つのことばからもイメージが広がり、そこから新しい発見が生まれていくのは参加していてとても楽しい経験でした。

短歌という短い歌の中には様々な景色などが折り込まれていることに、とても奥の深さを感じました。 作者の思いを読み解いていくとそれぞれの人の経験や現在の生き様、個性により、受け取るものが違うということにおもしろさを感じました。

岩下先生の音読が楽しくて大好きです。いつもありがとうございます。
子どもの時に岩下先生の授業が受けられたら国語も日本語も今以上に大好きになれただろうと感じました。

短歌の素晴らしさ、奥深さをあらためて実感することができました。参加できて自分の感性を磨く良い機会になりました。隣の方とも感想や独自の観点を話し合うことで、同じ歌なのに感じ方、とらえ方でいろんな感じ方、味わい方があるのだと短歌の壮大さを知ることができました。最後の解説で岩下先生が一つずつ歌について、詠み人についてのエピソード、歴史を説明してくださったおかげで、歌から感じられた情景に加え、その時代背景も思い浮かべることができ、感性を刺激されました。
2018-1-006