アートボード-1 つい、慣れると言葉を忘れてしまう。親しくなると忘れてしまう。自分が言われるとあんなに嬉しいのに・・・・・。本当に人の心を慰めてくれる言葉だと思う。自分の部下だと特に悪い。「給料」を出しているのだから当然のことと、つい錯覚してしまう。自分も総支配人をしていて、よく間違えたものだ。あの時一言えば良かったと・・・・・。こんな経験がある。仲のいい友人と海外旅行した時の思い出である。自分の都合で急遽朝早く帰ることになり、早朝にチェクアウトの手続きしている時のことである。カウンターを見て驚いた。なんとそこに友人夫妻が、着替えて待っていてくれた。お見送りに来てくれたのだ。朝早いのに。わざわざ着替えて待っていてくれてくれたのだ。到底自分にはできないことだ。恥ずかしいが、昨晩お別れの「挨拶」して終わりの自分がそこにいた。何でもないような出来事が、心に残るものだ。
それ以来、彼夫妻とは「心友」の間になっている。

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 アソシア志友館 理事長 柴田 秋雄 (2017.2.1発行 アソシア志友館しんぶん「絆」第59号より )