11月8日(金)に令和6年度の第6回のおもしろ学校を行いました。
講師は、江南市立古知野東小学校の坪内利樹先生です。
総合で、テーマは「生成AIがあればだれでも○○できます。」でした。
先生からの最初の質問は、「テーマの○○には何が入るか?」でした。
参加者からは、「逆立ちができる」「ブログが書ける」「電車おたくになれる」……が出されました。先生から「音楽の知識がなくても曲が作れます。作曲することを今日のゴールにしましょう」とお話がありました
先生からの最初の説明は「生成AIとは何か?」でした。
授業の前に行った参加者のアンケートでは、「日常的に活用している」23.1%、「何度か使ったことがある」15.4%、「使ったことはない」61.5%でした。参加者の6割の人は、生成AIを使ったことがありませんでした。そこで、先生が「生成AIとは何か」について、AIに「小学生でも分かるように教えて」と聞いて、何度もやりとりした内容が下の□の中の4点です。
・人工知能の力で新たなモノを生成できる
・生成できるのは、文章、画像、音声など
・時々ハルシネーション(間違い)を起こす
・生成AIは人間の力を助けるためのものChatGPT(テキスト生成) Copilot(テキスト生成)
Gemini(テキスト生成) Midjourney(画像生成)
Runway(動画生成) SunoAI(音楽生成)人間とAiとの対話は、秘書を使いこなすようにプロンプト(指示)を出して修正することを繰り返すことです。参加者はインターネットの検索とは違って、よりよいものを対話で導き出していくことが少しずつ分かってきました。
1教材作成・授業準備
問題作成、資料作成、コンテンツ作成、アイデア出し
2文書作成
文章の生成、翻訳、要約、校正
3学習支援
質問応答、学習教材作成、フィードバック
4その他
事務作業、アイデア創出、コミュニケーションいよいよ生成AI「Gemini」を使ってみることになりました。生成AIを使い始めた参加者は、自分の指示を聞いてもらえるのが楽しくて、生成AIの世界にどんどん引き込まれていきました。いろいろと試した後に、よりよいプロンプトについて説明がありました。
・ペルソナの設定 → 役割(立場)は何か
・目的の明確化 → どうしたいのか
・受け取り手の指定 → 誰を想定しているのか
・回答項目の指定 → 何を答えるのか
・出力形式の指定 → どのような形か
・回答例の提示 → 例えば……次に、生成AI「Gemini」を使って歌詞を作成しました。歌詞プロンプトの作成に際しては、「曲のジャンル」「ターゲット層」「曲の雰囲気」「歌詞の内容」「歌詞に含めてほしい言葉」の5点を入れるとよいとの説明がありました。
参加者は皆、AIの作成した歌詞を見て、笑顔になっていました。
生成AI「 SunoAI」を使って音楽を生成しました。
<SunoAIの特徴>
・歌詞に曲をつけてくれる
・曲の長さは4分が限度
・指示通りいかないことも……
※無料プランの場合
・1回の指示で2曲作成可能
・1日10曲まで作成可能「正月の希望」「若き日の夢」「おもしろ学校」「孫とおじいさん」「永遠の誓い」……名曲がたくさんできました。
感想を紹介します
○初めて生成AIを使ってみました。おっかなびっくりで、ついていくのがやっとでしたが、「曲が作れる」経験ができ、感動ものでした。レベルアップしている生成AIに初めて触れることができてうれしかったです。
○感動でした。最後の曲作りは、「これだれが作ったの?」と思わず言ってしまうようなでき具合でした。AIが苦手でしたが、最後はルンルンの気分で授業を終えることができました。
○おもしろ学校史上最高におもしろい授業でした。皆さん夢中でした。しかしこの後の発展の様子はどうなるのでしょうか?1年後が全く想像できません。
○生成AIを初めて使ってみましたが、ここまでできるとはびっくりです。詞だけではなく曲まで作れてしまうのは本当に驚きです。学校現場で、学級の歌や行事の歌なども簡単に作れると思いました。是非活用したいと思います。
○おもしろかったです。ただ勝手にAIが作ってくれるので、自分で作ったという実感はありませんでした。人知を超えたところで物事がどんどん進んでいく恐怖を感じました。AIを人類が使いこなすようになると、人間の領域を超えた出来事が起こるのではないかと恐ろしくなりました。皆が幸せになる方向に進んでくれることを望むばかりです。
○スマホで簡単に曲ができてまう、目からうろこでびっくりです。本当に便利な世の中になりました。現在の生活に欠かせなくなったスマホ。メールやSNSのみではなく、びっくりする機能があることに驚きです。世界が広がりますね!楽しかったです。