僕の親友の南君が、好んで使った言葉で印象深い言葉である。今日はその言葉を紹介してみようと思う。
私どもの事務所には、南君の書いた色紙があるから知っている人も多いと思う。彼のサインはほとんどこの言葉を使った。広辞苑でさっそく引いてみた。「禍福の真理は、ただひとつ」という事らしい。生きていく上で大切な言葉だと思う。彼は何げなく使っていたけれど、今さらながら凄い言葉を僕に置いていったものだと思う。
これからも、迷ったら思い出そう、困ったとき振り返ってみようと思う。言葉ひとつから彼の生き様を思い出させてくれる。ありがたいことだ。彼のことを思い出していたとき、嬉しいことが飛び込んできた。彼の「個展」を小牧市でやるという。僕の古くから付き合っている友人から飛び込んできたのだ。
思わず「ありがとう」と友人の手を握る。

 アソシア志友館 理事長 柴田 秋雄 (2016.11.1発行 アソシア志友館しんぶん「絆」第56号より )