18回目の「統一地方選挙」が終わった。
今回の統一選挙で特徴的だったのは、定数を上回るだけの候補者が立たない「無投票当選」が多かったことである。
そしてもう一つは投票率がほとんどのところで、前回を下回ったことである。こんなにも地方選挙が低調なのはなぜだろう。


そんなにも無関心だろうか。
抱える課題が多くあるというのに。
地方選挙を行うたびに、投票率の低下傾向に歯止めがかからず、議論なしの無投票当選が増えるようでは困ったものだ。


今回の統一地方選挙は、個人的にも、とりわけ関心があった。
何十年のお付き合いの候補者がお見えになった。大切な時期だけに、何としても当選してほしかった。残念な結果となった。
まだ若い、この経験を大切な人生に生かして貰いたい。と願わずにはいられない。
一方、今回の統一地方選挙で実施された全国の市長選で女性の市長が過去最多の4人となったことは凄いことだと思う。


これからは、総人口が減っていく時代、地方自治が重要な時代がやってくる。
その意味でも、素晴らしい人材に担ってもらいたい。
その意味でも、投票には必ず行き、自らが推薦した議員を一生懸命応援する気持ちが大切だと思う。
「文句だけ言う」のでなく!

 

アソシア志友館 理事長 柴田 秋雄

(2015.5.1発行 アソシア志友館しんぶん「絆」第38号より )