平成28年度第2回のアソシア志友館「おもしろ学校」が6月15日(水)19時 00分~20時30分に「ウインクあいち」を会場に開催されました。
第2回の講師は犬山市立城東中学校の加藤悦夫先生。テーマは「現代アートの見方ともの作りに挑戦」でした。
会場の前には加藤先生作のアートが置かれています。
「このアートの題名を考えよう」
まずはノーヒントで。
・空飛ぶ机といす
グループで考えよう。ヒントです。ピンク色が反射しています。下の方がえぐれています。
・空中教室
・席替えで好きな子の机
次のヒントです。2001年の池田小学校の事件を覚えていますか。漢字4文字です。
個人で
・血染教室
・昇天分離
・殺人教室
グループで
・安全崩壊
・学校崩壊
答えは「学校不安」です。
青い台はいびつな日本の社会を表しています。
白い机は追悼の意味で、来世では幸せにという思いを込めました。
現代アートは「題名が大事」です。
抽象絵画

ポップアート

コンセプチュアルアート

オノヨーコ

河原温

草間弥生

ロンミュエック

ロンミュエック2

アースワーク

村上隆

奈良美智

関口光太郎

辻一弘

フェリックス
現代アートの見方をまとめると
・まず手法を見極める
・題名を知る
・材料を見極める
・制作時間を予測する
・説明書きがあれば最後に読む
ちょっと息抜き
木のおもちゃの紹介がありました。

アトリエを自分で建てたそうです

色彩の魔法
色の三要素は何?
・色相
・明度
・彩度

表色系の紹介

美しい配色を3色選んでください。(グループで)

補色残像


コスモボックスの制作に取り組みました。



感想を紹介します。
・ものづくりは夢中になれるのですが、鑑賞は感覚的にしかできなかったのですが、何をどう見るという視点を示していただき、美術館に行きたくなりました。
・知らない世界のことを知ることができ、とても楽しい時間を過ごせました。コスモボックスも美しいものができてよかったです。
・現代アートについて、楽しいきっかけをいただきました。作品を見るポイントとして題名や解説ということは何となくわかっていましたが、作品の「制作時間」も見るポイントというのは、驚きでした。次に美術館に行ったときにでもより気にしてみてみようと思います。