当日の様子5月12日(金)に本年度の最初のおもしろ学校を開催しました。
講師は岩倉東小学校の三浦光俊先生です。国語で宮沢賢治の「やまなし」を取り上げました。
「情景を読み取ろう」というテーマで行いました。五月の場面について次のことを検討しました。
・季節はいつか
・1日の内のいつ頃か
・どんな場所か
・谷川の広さは?
・谷川の深さは?
・登場してくるものは?
・クラムボンってなんだと思うか。
十二月の場面について次のことを検討しました。
・かにの成長がわかるところは?
・12月にしか出てこない「やまなし」をなぜ題名にしたのか

当日の様子

感想を紹介します。
・自分が感じたこと、絶対こうだと思ったことでもいろんな方の意見を聞くと「なるほど!」「そういう考えもあるんだ」と驚くことがたくさんあって、一つの作品から、一つの言葉からこんなに感じ方が違うんだととてもおもしろく感じました。
宮沢賢治の作品はどうしても難しい…読んでもわからないと思い込んでいましたが、他の作品も読んでみたいというきっかけにもなりました。
・宮沢賢治の作品は夢があり表現がとても創造的なのでおもしろく読ませていただいています。情景まで深く掘り下げて読んだことはありませんでした。やまなしは読んだことはありませんが、自分自身がかにになりきって、かにの気持ちをとらえることができたので楽しかったです。とらえ方、価値観でこんなにも違いがわかる授業はおもしろかったです。
・「やまなし」の授業とてもおもしろかったです。自分の意見が正しいと思いながら、その理由を言うことに必死でしたが、いったん落ち着き、ほかの方の意見に耳を傾けてみると、その理由や読み取りにうなずくことも多く勉強になりました。正解(教師が与える)でなくても納得解があれば、学びの楽しさにつながるのではとも思いました。

当日の様子