6月14日()に令和元年の第2回のおもしろ学校を行いました。
講師は江南市立布袋小学校の早川浩史先生です。
総合でテーマは「C’mon,babyアメリカ」でした。

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DA PUMPのヒット曲「USA」の歌詞「オールドムービー観たシネマ リーゼントヘア真似した」からは
「サタデーナイトフィーバー」を思い起こします。というところからスタートしました。

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ところで、この映画、ディスコ場面が印象に残っているけれどいったいどんな映画だったのでしょうか。

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この後、ディスコミュージックに乗って「サタデーナイトフィーバー」のダイジェスト版が流れました。50歳過ぎの年代の人の頭の中には40年前の映画の記憶が見事によみがえったことと思います。

その後のプレゼンにびっくり。グーグルマップを駆使した動く画面で名古屋からニューヨークのブルックリンへ飛んでいきました。そして、映画の中に登場する場所の現在の様子が映し出されました。全て、早川先生が自分の足で集めた写真であることにまたびっくりしました。

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そこからわかってきたことは、移民、格差社会、人種差別などアメリカの様々な社会問題がこの映画に描かれていたという事実でした。

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続いて登場したのは「ロッキー」でした。「サタデーナイトフィーバー」の中に「ロッキー」のポスターが貼ってあるのが登場する場面があったんです。この「ロッキー」についても「サタデーナイトフィーバー」と同様にダイジェスト版と映画の中に登場したフィラデルフィアの現在の様子が紹介されました。そして、「ロッキー」もまたアメリカの社会問題が作品の根底に流れていたということがわかりました。

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まとめはDA PUMPのヒット曲「USA」に戻り、この歌に込められた「これからの日米関係」をどう考えるかという課題をまず各自で考えました。次にグループで分かち合った後、代表の人が発表しました。

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2019-02-9時まさに安倍首相がイランを訪ね、その時にタンカーが攻撃されるという事件がおこっただけにリアルないろいろな意見が出ました。その発表から浮かび上がってきたのは「日本のすばらしさ」でした。そして、今こそ日本のすばらしさを世界に発信していく時だということが確認できました。

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感想を紹介します。

サタデーナイトフィーバー、ロッキーという2本の映画からアメリカの社会問題が見えてくるとは意外でした。また、C’mon,babyアメリカの曲の詞から戦後の日本とアメリカの関係(あこがれ)が時代とともにどんどん変化してきた様子が見て取れました。そして、現在これからの日米関係のあり方を考えました。同じ地球人として言うべきことは言って、まだまだ共に歩む、対等な関係になるといいと思いました。

映画を通して、移民問題などその時代をこんなに深く読み解くことができるとは思わなかった。歴史や地理を学ぶのは好きじゃなかったけれど、今回の授業で過去の出来事に興味が持てた。グーグルマップでピューンとアメリカ旅行ができちゃって、すごーい!楽しーい!と気持ちが高まりました。同じ歌詞を読んで、人それぞれの解釈をお聞きできたのもよかったです。個人的には「ぼくらは地球人、同じ星の旅人さ」という言葉に人種の違いを超えてつながっていけるんだと希望を感じました。

日常の何気ないことにも疑問を持つこと、そして、それを追求していくことの面白さに触れることができました。他の方の考えや早川先生の考えからも、人が何かに引っかかるものには「憧れ」が共通していると思いました。特に幼少期に見た心に残っている映画はその世界に「憧れた」ような気がします。憧れを持ったものに、なぜ憧れを抱いたのか自分自身を見つめ直し、ひもといていきたいと思いました。今日も多様な考えに触れることができ、とても勉強になりました。

とにかく興味をそそるプレゼンテーションが本当にすばらしかったです。今まで真剣に考えたことがなかったアメリカの現実に真正面から向かい合うことができました。また、アメリカを考えることによって、日本をもう一度見つめ直す機会にもなりました。何より、自然と考える世界へ引き込まれたプレゼン、話術全てが勉強になりました。