昨年4月、名古屋市消防局から、「東海望楼」(消防局の機関誌)の原稿の依頼が飛び込んで来た。平成24年6月号から平成25年3月号までの10回の連載だった。依頼を受けた昨年4月、軽い気持ちでお受けした自分の軽率さを後悔した。月が経つにつれ、月日の流れの速さに驚いた。「もう原稿の締め切り日」こんなことを、早いもので10回も経験した。
「すべての活力の源泉は人である」(ホテル再生物語から)を題名にして書き始めた。第一回目は「プロローグ」、ホテルのスタッフの輝く姿、ホテルを取り巻く素晴らしい人たちの姿を忠実に書きたかった。最終回の平成25年3月号「エピローグ」(タンポポの綿毛たち)を、いま書き終えた。終わって見ると、何と一年の早かったこと。名古屋市消防局の担当「新屋貴士」さんとは、いつの間にか仲良しになっていた。毎月彼に会うのが楽しみになった。きっと、彼とは新しいご縁が始まるだろうと思う。また、懐かしいホテルのスタッフに連絡するたびに、当時に「タイムスリップ」する自分が幸せだった。
志友会の皆さんにも、是非この連載は読んでもらいたい。出来ることなら、早晩、一冊にまとめてみたいと思っている。
志友会代表 柴田 秋雄