12月11日(金)に第7回のおもしろ学校を行いました。
講師は名古屋芸術大学の土井謙次先生です。

社会でテーマは「立花宗茂に見るレジリエンス~そしてあの人が見えてきた~」でした。
20201211omoshiro_01「立花宗茂を知っている人?」という問いかけに、ほとんどの人が知らないと答えました。立花宗茂は「関ヶ原の影の主人公」といわれ、負け組の西軍の武将で唯一敗者復活した武将なのです。そして、歴史好きの人たちの中では最も人気のある武将なのです。

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なぜそれほどの人気があるのかというと、非常に優れた戦上手だったことがあげられます。たとえば、文禄の役では3,000の兵で50,000の大軍と戦って勝利しています。
また、義の人でもありました。家康から50万石で誘われても断っています。
そして、浪人時代には京都で弓術、禅、茶道、華道などいろいろなことを学び、自分をスキルアップしています。
そんな宗茂を家康は高く評価し、1606年に大名に復帰させ、1620年には旧領、筑後柳川城主に復帰しています。

なぜ、宗茂は復活できたのか?
ここでレジリエンス(復活)に必要なものは何かをを考えました。

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レジリエンスの構成要素として次の6点が浮かび上がってきました。

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宗茂はこの6つの要素を兼ね備えていたといえます。
特に領主としては「領民の幸せを第一の義とせよ」と大きな領民愛で領地を統治しました。

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この宗茂の姿を考えているとある人の姿が浮かんできました。

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柴田秋雄イズムの構成要素は宗茂のそれと一致するのです。

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そして、テーマに戻りました。

今、この時代こそ柴田イズムが大切になってくるのです。

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感想を紹介します。

・関ヶ原の戦いでは徳川の誘いを断った宗茂が、なぜ大坂夏の陣では徳川方について、かつて世話になった豊臣に牙をむいたのか。もっと詳しく宗茂のことを知りたいと思った。

・立花宗茂のことは詳しく知らなかったのですが、すごく興味を持つことが出来ました。そして、柴田さんの考え方や行動がすばらしく自分が今後人を育てる立場になったとき、心がけたいこと、かけてあげたい言葉などたくさんありました。歴史は苦手なのですが、歴史から学ぶ今に生きる力を感じましたので、今日をきっかけに歴史に触れていきたいです。

・立花宗茂という名前は知っていましたが、家臣や民を大事にし、逆境の中でも常に自分を磨く武将だったということをはじめて知りました。そして、柴田理事長の映像は初めて拝見しましたが、思わず涙ぐんできました。仕事をする上でこのような人格に少しでも近づけられるように向上したいと思います。

・立花宗茂の名前は知っていましたが、ここまですごい人だとは知りませんでした。その強さの秘密がレジリエンスにあったとは、これも意外でした。そして、宗茂と柴田さんがつながったのも感動でした。なつかしいホテルの映像が流れたのもよかったです。ぜひ、柳川へ行って宗茂の足跡を辿りたいと思います。